静止画像装置「写楽」の修理を実施しております。
サンテック(有)が廃業するに当たって、弊社に修理業務の引き継ぎ要請があったので、引き受けました。
修理を受け付けて正確に対応するには、お客様の使用している写楽の機種が何なのかを知る必要があります。
そこで、写楽について知っていただくために、少し説明をしたいと存じます。
写楽は、サンテック(有)の依頼で弊社が開発、製造を30数年に渡って行っておりました。
写楽は、使用しているカメラが製造中止になるたびに、カメラを変更して、コントローラ(写楽)も合わせて変更してきましたので機種は7種類ほどになります。

写楽Ⅱ(2機種)、小写楽、小写楽S、写楽Ⅲ、写楽SP、写楽Ⅳ(または写楽G)(古い順)
これらは全てカメラが異なり、コントローラも外観はほぼ同じですが、内部の制御ボード、コネクタ等が異なります。
写楽Ⅱ以外の機種は、コントローラとカメラユニットがセットになっております。
機種によっては、コントローラにカメラユニットを2台接続出来る物もあります。
カメラユニットは、カメラの他、ストロボ基板、電動レンズなどが内蔵されております。
ストロボは、通常キセノンランプを使用しておりますが、LEDを使用しているものもあります。
映像を観るためのモニターも機種によって同じものも有れば異なる物もあります。
唯一、写楽を操作する「赤外線リモコン」だけは全機種共通で使用できます。
また、写楽関連機器として「裏ストロボ」(ストロボ発光機)がありますがこれも1機種しか有りません。
故障修理を受け付ける際には、先ず写楽のどの機種かが分からないと、正確に対策をすることが出来ませんので、コントローラ、カメラユニットの状況を細かにお教えいただけたらと存じます。
写楽の古い機種では、部品等の入手困難なものもあり、修理出来ないものが有るかも知れません。
カメラそのものが故障した場合は、弊社で修理出来ないので、メーカーに依頼することになります。
カメラも古い機種では製造中止になって年数が経っておりメーカーでも修理出来ない場合があります。

写楽の修理に関するご相談はこちらのページのお問い合わせフォームにて承ります

静止画像装置「写楽」の写真

修理を依頼するに当たって、依頼する機種を判断していただくために、写楽の機種を写真でお知らせします。
写楽コントローラの正面パネルのシルク印刷による文字表示にはバリエーションがあり、ここに載せた写真は一例です。
文字色が緑色、青色、赤色、などがあり、文字表示の無いものも有ります。
写楽コントローラの後パネルは、機種によって異なりますが、小写楽と小写楽Sは全く同じコネクタが付いているため、区別できません。
しかし、小写楽コントローラの正面パネルはシルク文字がありませんが、小写楽Sの正面パネルには「IMAGE CHECKER」の文字が印刷されています。 全ての機種の写真を載せるのは出来ないので代表的な機種の写真を載せました。
お使いの写楽がどの機種かを判断するときの参考にして下さい。
(クリックで画像拡大)


小写楽

小写楽S

写楽SP

写楽Ⅲ

写楽Ⅳ(写楽G)

カメラユニット

その他


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